2治療水汚染は日本歯科医師会も認めている!
歯科の治療水汚染の問題は「①日本歯科医師会雑誌」や「②日本歯科保存学雑誌」などにも掲載されています。このことは、一部だけで騒がれているわけではない、日本全体としての問題であることを裏付けています。それぞれ、歯科ユニットの給水系チューブ内面でのバイオフィルム形成などを問題視しています。
ユニット給水系における汚染の発生
1990年頃より本格的に、歯科ユニットの給水系チューブでの細菌増殖が注目され始めます。細菌は、チューブ内面にバイオフィルムを形成し、タービンなどを通じて口腔へと到達します。
長年使用した給水系チューブの内面
歯科ユニットの給水系チューブを使用期間「2年6ヶ月」のものと「9年間」のものを、顕微鏡で見比べてみました。すると、ほぼ同じだけのバイオフィルムが観察されました。細菌の増殖速度がわかります。
水およびバイオフィルムから3種の細菌
東京医科歯科大学歯学部附属病院第二総合診療室に設置されている、歯科ユニットの給水系チューブ内面を顕微鏡観察。チューブの内面ほぼ全域がバイオフィルムに覆われていました。